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都市部からの「お試し移住」を希望する若者と宿泊施設をマッチング。地域のための人材支援サービス「ゆくゆく」を提供開始。

 温泉宿のお電話予約サービスやマーケティング支援事業を提供する株式会社ゆこゆこ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:徳田和嘉子、以下当社)は、地域の人手不足を解決するための人材支援サービス「ゆくゆく(iju.yukoyuko.net)」の提供を、2023年6月12日(月)より開始いたします。

■人材支援サービス「ゆくゆく」とは?

 「ゆくゆく」は、人手不足に悩む地域と、都市部からの「お試し移住」で知らない土地での暮らしと仕事を体験してみたい若者をマッチングし、地域の関係人口を創出するサービスです。

 受け入れ先の施設は「お試し移住」を希望する若者に寮などの住まいを用意し、水道光熱費や食費などを提供します。希望者は2週間から6か月間、その施設で仕事をしながら、従来型移住でも2拠点生活でもない新たなスタイルで、移住先の人々との交流やその地域でしか楽しめない余暇の過ごし方を体験することもできます。

 「ゆくゆく」のブランドロゴには「ゆくゆくはどこかに移住するためのきっかけ」、「ゆくゆくを待たずにすぐに行く(ゆく)」という意味を込めました。このサービスを通じて、魅力あふれる地域と、そこで暮らす人たちとの出会いの「きっかけ」を生み出します。

■サービスを立ち上げた背景

 ゆこゆこグループは2000年の創業以来、お客様を全国の温泉地・宿泊施設にお送りすることで稼働率を上げ、にぎわいを創出してきました。当社は今後も変わらず、温泉旅の魅力を発信していきます。

 近年、感染症対策における行動制限の緩和を受けて観光地にも客足が戻りつつある一方で、地域における人手不足の深刻化が浮き彫りになりました。

 「おせっかいなくらい人と地域に伴走し、にぎわいをつくる。」をパーパスとして掲げる当社は、にぎわい復活のために私たちが「地域で働く人たち」、「にぎわいをつくる仲間」を集めていかなければという思いから、人手不足に関する課題解決のための取り組みをスタートしました。

■宿泊業・飲食業の離職率は全産業でトップ

 厚生労働省が発表した資料によると、2021年上半期の国内全産業の中で「宿泊業・飲食業」の離職率は15.6%と最も高く、全産業平均の離職率7.56%と比べ、2倍以上となっています。このデータからも宿泊業における人手不足の深刻さがわかります。

■温泉宿を対象に「人材採用に関するアンケート」を実施

 2023年3月から4月にかけて、温泉宿のお電話予約サービス「ゆこゆこ」を導入している温泉宿を対象に「人材採用に関するアンケート」を実施いたしました(回答数は87施設)。 アンケートの結果、「人材採用に関する課題」として、「人材派遣の受け入れにかかる費用が高い」が96%、「求人広告への応募がない」が83%と、この2つが上位を占めていることが明らかになりました。

■今後の展開

 地域が抱える人材関連のさまざまな課題に対して、採用支援だけではなく、教育やシステム運用、ロボットなどのサービスをパートナーとの連携によって提供し、人手不足の解決に貢献します。

 また、当社は人材支援サービス「ゆくゆく」、宿泊予約サービス「ゆこゆこ」を通じて、アフターコロナの地域のにぎわい復活を後押しします。

YUKOYUKO HOLDINGS